住宅を購入する場合、多くの人は現金で購入するわけではなく、住宅ローンを組んで購入しています。
本格的に住宅ローンが日本で広まってきたのが1970年代で、それ以降住宅を手に入れることができる人が増えてきました。
ですが、住宅ローンを組んで住宅を購入する場合、必ず返済できるだけの金額でローンを組まなければなりません。
万が一返済できないほどの住宅ローンを組んでしまった場合には滞納してしまうことになるからです。
家に住めなくなるトラブル?
住宅ローンを支払うことができなければ、滞納することになります。
滞納すると、相手との約束を破っていることになり何かと不都合です。
万が一、借金を滞納してしまった場合は、すぐに支払う必要があります。
ですが、支払うことができなければ住宅を売却せざるをえません。
そうすると家を手放すことになりますが、これは競売することを意味します。
競売によって第三者に手渡すことになるでしょう。
せっかく購入した住宅も、数カ月の住宅ローンを滞納しただけで他人のものになってしまうとすれば、これほど悲しいことはありません。
できればこのようなことを避けるために絶対に支払うことができるだけの住宅ローンを組むべきですが、最初は多分支払えるだろうと思っていても会社をリストラされたり、ボーナスがカットされたりすることも少なくありません。
競売をする場合、その前に差し押さえをされてしまいます。
差し押されるとやがて競売が始まり自宅が他人のものになりますが、その期間は差し押さえられてから4カ月ほどになります。
不安な毎日を過ごさなければなりません。
競売って怖い!
競売をするとなると、強制的に家を取り上げられるため、ある意味精神的に怖い感じがするはずです。
しかも、通常の売却に比べるとあまり高い金額で売れることはありません。
高い金額で売れないとすれば、借金の返済ができない可能性があります。
通常は住宅を売却してそのお金で債権者に対して借金を分配しますが、売却価格が低いと債権者に対して十分な借金の返済ができず、借金だけが残ってしまう可能性が考えられるでしょう。
そこで任意売却をすることで、借金を残すことを回避することが可能です。
任意売却については、偶然昨日のラジオで知ったという人もいますし、不動産会社に相談をして任意売却の存在を知り、勧められたということも少なくありません。
実際に任意売却をすると、不動産会社が売却をしてくれるため通常の売却とほとんど変わりがありません。
競売の場合は強制的に売却をされてしまいますが、任意売却は任意で売却するため、ある程度金額設定も自由にできる点で有利です。