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声優のラジオ番組もオーディションがあるらしい

昨今、ネットラジオの発展とともに声優さんがパーソナリティを務めるラジオ番組は増加しています。
人気声優ともなれば看板番組、アニメタイアップの作品ラジオと様々な番組を任されることが通例です。
しかし、まだデビュー間もない無名と言われる声優さんの場合は制作サイドから声がかかることは少ないようで、自らオーディションに参加するなどして積極的に椅子を取りに行かなくてはラジオの舞台に立つことさえままならないのです。

少ない椅子の取り合い

新人声優さんがパーソナリティを務めていることを売りにしている番組は近年増えています。
そういった番組は平日の夕方など、帯番組という形で枠を設け曜日ごとにパーソナリティを変えて送るのがメジャーですがそれでもパーソナリティの椅子は5つです。
星の数ほどいる声優さんの中で、新しく始まる帯番組に関わることが出来るのはわずかに5人程度、ということを示しています。
数多の希望者の中で、制作サイドに光るところを見せられた人が番組を任されるわけですが、そこは新人ですのでうまくできないこともあるでしょう。
残念ながら、こういった番組は新人さんのメディア露出を目標にしていくのかパーソナリティの新陳代謝が早く、多くは三ヶ月十二回程度で放送を終えてしまうだけに、少ないチャンスを勝ち取って番組を任せて貰っても二度目があるかどうかはわからないのが難しいところです。
どのような形で次に呼ばれるための爪痕を残していくかが彼らにとっては争点となっているのです。

勝ち抜いた人だけあってラジオをやる声優は魅力的

近年、演者として以上にイベントやラジオへ露出する機会が増加している声優さんにとって、今最も求められているのはコンテンツ性と言っても過言ではありません。
様々な個性の声優さんがいる中で、どのような独自性を生み出してファンを獲得していくか、が生き残る上で重要なファクターになりつつあります。
アニメへの出演ではキャラクターの殻を被りますが、素が出せるラジオ番組では声優さん本人の個性をファンは目の当たりにします。
話の面白さ、キャラクター性、他の声優との交友関係など、ファンが求めるコンテンツ性は様々ですが週に1回、ファンを満足させることが出来るコンテンツ性を発信し続けることが長期にわたってラジオを続けるための必須条件になっています。
長寿番組となるのは企画の面白さによるところなどもあるでしょうが、そのパーソナリティの人間性によって人気を保てている部分は大きいはずです。
魅力的な声優さんほど、長く楽しい番組を放送してくれることでしょう。